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伊藤会長挨拶

令和5年5月11日

伊藤寿男会長

一般社団法人愛知県腎臓病協議会(以下、愛腎協)は、1970年に設立され、発足当時より一貫して【透析患者の「命とくらし」を守る・患者の、患者による、患者のための愛腎協】をスローガンにして活動してまいりました。

1972年10月には身体障害者福祉法に腎臓機能障害者が対象に認定され身体障害者手帳が交付され更生医療が適用されました。それにより、透析医療費の高額な自己負担による諸問題から救済され、更生医療だけなく、生活保護の医療扶助も検討されました。

1973年10月には、高額療養費制度が創設されました。その後、障害者総合支援法の制定、臓器移植法の制定・改正などが行われましたが透析治療に係る診療報酬については、改定のつど見直しの対象になるなど課題が明らかになっています。

現在、透析患者は年々増加を続け、年間新規導入患者は4万人を超え国においては、早期発見、早期治療を含む慢性腎臓病(CKD)対策事業が実施されており、現在の透析導入の原疾患第1位である糖尿病を含む生活習慣病対策事業に精力的な取り組みが行われています。2028年までに年間透析導入患者を3万5000人以下に減少させるとの目標を発表していますが、患者増をくい止める有効な手段が未だないというのが実情であります。

愛腎協は今後とも、CKD対策講演会などの活動を通じて「透析患者の命と暮しをまもる」を活動の基本方針として、患者会活動を推し進めてまいります。

一般社団法人 愛知県腎臓病協議会
代表理事 伊藤 寿男